アナ雪2エルサがかわいそうなのは親が悪い?「個性」への問題提起も!

アナ雪のエルサがかわいそうな原因は両親が悪い?「個性」への問題提起も!

今回は「アナ雪2エルサがかわいそうな原因は親が悪い?『個性』への問題提起も!」と題してお届けします。

「アナと雪の女王」が1に続き、2も絶好調に興行収入を伸ばしています!

私も大好きなアナ雪ですが、初めての感想は「エルサがかわいそう!両親はなぜエルサを閉じこめたの?親が悪いよな…」というものでした。

子を持つ親になって改めて見ると、少し見え方が変わってきたような気がします。

 

エルサが幼い時にアナを魔法で傷つけた時、姉妹の両親は2人を隔離し、エルサを一室に閉じ込めてしまいました。

そもそもエルサが部屋に閉じこもらなければ、アナ雪の名曲「雪だるま作ろう」の歌も生まれなかったのでしょうし、「アナと雪の女王」自体も成立しなかったのだと思いますが…。

なぜエルサの両親はエルサを閉じ込めてしまったのか、真剣に考えてみたいと思います!

最初にお断りしておきますが、ネタバレが少しだけあります!

 

アナ雪でエルサがかわいそうなのは親が悪い?


アナ雪2でエルサがかわいそうなのは「親」が悪いのか?

検証していく前に、「アナ雪2エルサがかわいそう!」という声をリサーチしていきます。

 

アナ雪2のエルサがかわいそう?SNSの意見

調べてみると、それはそれは想像以上にエルサがかわいそうだという意見が多かったです!

 

 

エルサ本人からしても、何だかわからない魔力を生まれながらに持っていて、それゆえに人との付き合いを制限される。

そして、親から「感情を押し殺すように」と教えられるのです。

 

しかも、部屋に閉じこもって生きていくのかと思えば、戴冠式があると決まれば人前に女王として出なければならない。

世間的に考えればぶっ飛びすぎている人生ですよね(笑)

それで、エルサがかわいそうだという意見がこんなにもあふれているのだと分かります。

 

親が悪いの?

では、エルサはどうしてこんなにかわいそうな目にあっていたんでしょう?

ネット上には、「親が悪い」との声がありました。

 

 

どうしてこのような意見が出てきたのでしょう。

アナ雪2のあらすじを振り返りながら、検証していきます。

 

親がエルサを閉じこめたのは仕方なかった?

エルサとアナはアレンデール王国の王女であり、将来は女王として父親の王位を継ぐ定めにあります。

年齢的にも女王になるのは姉のエルサ。

そんなエルサは、親によって長い間城の部屋に閉じ込められていました。

 

エルサの魔法は楽しく遊ぶことができるものですが、魔法が時に人を傷つけてしまう危険性があるものだと知った時、国民はどう思うでしょうか?

国王夫妻である両親の立場に立って考えてみれば、やはり次の王位継承者であるエルサには、不穏な噂はひとつも立てたくないと思うのは想像に難くありません。

また外交上でも変な噂が広まれば不利になってしまうでしょう。

下手すれば戦争になり、他国に攻め滅ぼされることだってあり得ます。

 

エルサが感情を乱せば魔法がバレてしまうので、だからこそ親はエルサを部屋に閉じ込め、感情を押し殺すことを教えたのでしょう。

結果、噂を立てられることがないように従者は減らされ、門は閉ざし、エルサは長いこと部屋から出られずに過ごしていたのだと思います。

 

ですがおそらく、部屋に閉じ込めてしまったものの、両親はエルサには女王になるための学問を授けていたに違いありません。

ただの引きこもりだけさせていたのであれば、戴冠式に人前に立つことはこの上なく困難なことではないかと思うのです。

 

孤独感を募らせていたであろうエルサ。

王位継承者でなければ、こんなに孤独な子供時代を送らずに済んだのかも。

せめて妹・アナと過ごすことができればよかったのですが・・・

では、親がエルサとアナと会わせなかったのはなぜなのでしょう?

 

親がエルサとアナを会わせなかったのはなぜ?

アナの性格は明るく快活。

自由奔放でおしゃべりなイメージもあります。

 

 

そのアナが、エルサの魔法をうっかりどこかでしゃべってしまうことは、可能性として否定できません。

そこで、アナにエルサの秘密を知られないように長い間二人を会わせなかったのだと考えられます。

 

親としては最愛の娘たちの苦悩をなんとしても取り除きたい、だけど国王としての政治も全うしなければならない。

エルサがいつでも女王として受けて立てるようになるまで、両親は葛藤の中で時を待っていたはずです。

そしてやっと魔法の謎を解くために航海に出発したのではないでしょうか。

ですが、両親共に海難事故で命を落としてしまいます。

 

親を亡くした悲しみは、姉妹が一番共有できるはずなのに。

本当なら抱きしめ合って涙できるはずなのに、それができなかったエルサとアナはかわいそうでならなかったです。

 

アナ雪2から見る「個性」への問題提起も!

アナ雪2は「個性」に関する問題提起になっている?

最後に、こちらに関しても論じていきます。

 

アナ雪の姉妹が育った舞台が王国の城という大きなものであったために、エルサとアナにとっては悲しい少女時代になってしまったと思います。

ですが、現代の家庭においては、このような育て方はとてもできるものではありませんよね(笑)

 

近くにエルサとアナがいるならば、「魔法は危ない時もあるけど、一つの個性なんだよ」と教え諭すことだってできるなと思います。

「違い」や「差異」の多様性を認め合う社会に向かいつつある今だからこそ、「エルサがかわいそう」だという意見がどんどん出てくるのだと思います。

ですが、「個性が大事」と言いながらも、その「個性」はよくネタにされますよね。

 

噂話好きだったり、違いにこだわって取り上げたりすることは身近でもよくあることです。

今だって私たちは、他国の王室のお話や日本でも皇族の方々のお話を連日耳にしますし…。

そのことがこのアナ雪の世界でも水面下にあり、かわいそうなエルサの少女時代へ向かわせていったのは間違いないでしょう。

 

まとめ

今回は「アナ雪2のエルサがかわいそうな原因は親が悪い?『個性』への問題提起も!」と題してお届けしました。

本来なら親が悪い理由をどんどん挙げて「親が悪い」と締め括っていくつもりだったのですが、アナ雪のアレンデール王国という背景を考えていった時に、エルサとアナはそうするしかなかったのでは?という考えに変わってしまいました(笑)

ただ、家庭における子育て法としては絶対にしてはいけないものだと改めて思います。

「エルサがかわいそう」と言われるのはもっともですからね!

そして、現代は「個性」の違いを受け入れていく社会でありながら、「個性」にどうしても目を向けてしまう矛盾した社会であることをアナ雪から感じたのでした。

 

また、アナ雪エルサの強さについても、議論になっているみたいですよ!

>>アナ雪エルサは最強?強さ議論って!

 

ぜひ、こちらの記事も併せてお楽しみくださいね!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!