罪の声の実話はどこまで本当?モデルやモチーフになったグリコ森永事件も調査

映画

2020年10月30日に公開予定の映画、『罪の声』。

続々と新情報が発表されていて、さらに注目を集めています。

 

グリコ森永事件がモチーフになっていることで有名な映画『罪の声』は、どこまでが実話なのか気になりますよね。

今回は、どこまで実話になっているのか調べましたよ。

また、映画『罪の声』のモチーフになったグリコ森永事件について、あまり語られていないところに焦点を当てて調査していきます。

ぜひ最後まで読んでいってくださいね。

 

罪の声の実話はどこまで本当?

原作の小説『罪の声』のあとがきに、こう書かれているんです。

本作品はフィクションですが、モデルにした「グリコ・森永事件」の発生日時、場所、犯人グループの脅迫・挑戦状の内容、その後の事件報道について、極力史実通りに再現しました。

小説『罪の声』あとがきより

つまり、小説『罪の声』で描かれている犯行はほぼ実話なわけですから、原作をもとにした映画『罪の声』で描かれる犯行もほぼ実話だと考えられます。

具体的にどこまでが実話なのか紹介していきますね。

 

犯罪に子供の声が利用されたのは本当?

本当に子供の声が利用されたんです。

映画『罪の声』の予告ムービーで確認できる、犯行テープから流れる淡々としていて表情のない、しかしだからこそ恐怖を誘う子供の声は、実際に犯罪に使われた子供の声を再現していると思われます。

そして、「その子供は誰なのか?」ということは、音響・音声研究のエキスパートにより、特定されたと言われています(もちろん子供の将来のためにおおやけにされていません)。

 

「ギン萬事件」は実話?社長が誘拐されたって本当?

『罪の声』に出てくる「ギン萬事件」はグリコ森永事件のことです。

(※『罪の声』では「グリコ」のことを「ギンガ」、「森永」のことを「萬堂」と言い換えてます)

 

グリコ森永事件は1984年3月に江崎グリコの社長が誘拐されたことから始まりました。

犯行グループが現金10億円と金塊100キロを要求してきたことから、当初は大金目当ての犯行だと捉えられていたようです。

グリコの社長は自力で脱出し、運よく事なきを得ましたが、この誘拐事件はグリコ森永事件の序章に過ぎませんでした。

 

犯人グループが放火や脅迫状で企業を脅したのは本当?

1984年4月に江崎グリコ本社で放火事件が起こっていますし、怪しい人物の目撃証言もあります。

また、以下のような脅迫状とともに青酸カリ入りの菓子が送られてきたことも事実です。

「ゆうこと きかへんかったら おなじめに あうで」

「わしら けいさつより つよいんや えんさんも せいさんも マイトも てっぽうも もっとるんや」

「会長 社長は さろてきて 生きたまま えんさんの ふろに つけて 殺したる」

 

他にも、このような脅迫・挑戦状が実際に送られてきているんです。

「けいさつの あほども え」

「せい品に せいさんソーダ いれた」

「わしらが とくべつに あじつけたった 青さんソーダの あじついて すこし からくちや」

実際に144通もの挑発的な脅迫状が犯人グループから送られてきたことは、日本中を震撼させた歴史的事件として記録されています。

 

キツネ目の男

上の似顔絵は「キツネ目の男」と呼ばれる人物です。

この人物は実在していて、犯人グループの一員とされていました。

 

「くいもんの 会社 いびるの もお やめや」という犯人グループの宣言により犯行は終息し、警察は誰一人として捕まえられないまま、グリコ森永事件は2000年2月13日に時効となります。

 

ですが、2007年に「似顔絵のキツネ目の男を知っている」という人物が実際に現れるんです。

『罪の声』でも、「キツネ目の男を知る人物の登場」をほのめかす場面があるので、時効以降の話としても実話に近いと推測されますね。

 

まとめ:どこまでが本当?

『罪の声』はどこまでが実話なのかまとめますね。

実話にもとづいているところ

  • 事件の発生日時・場所
  • 犯人グループの脅迫・挑戦状の内容
  • 事件の報道のされ方

逆を言えば、これら以外はほぼ『罪の声』のオリジナルストーリーになっているようなんです。

 

「犯人をどのように突き止めるの?」「主要キャストの中に犯行に協力した人物はいるの?」など、映画『罪の声』の見所はたくさんありますよね。

小栗旬さんと星野源さんをはじめ、個性豊かなキャスト陣が織りなすドラマは、映画ならではの人間味溢れるストーリーになりそうです。

小栗旬さんが、「(映画『罪の声』は)感動のヒューマンミステリーになっている」と語っていたので熱い展開を期待できると思いますよ。

 

さて、続いて謎に包まれているグリコ森永事件の怪しいところを調査していきますね。

 

モデルやモチーフになったグリコ森永事件も調査

調べれば調べるほどグリコ森永事件は不思議な事件だと考えられるんです。

どのように不思議なのか紹介していきます。

 

犯人グループは犯罪の素人?

犯人グループは最初に江崎グリコの社長を誘拐したわけですが、社長は脱走に成功していますよね。

犯人グループ側から見れば大失態です。

誘拐した社長を、誰も監視していなかった可能性があります。

そんなヘマをする犯人グループが、なぜ警察に捕まらなかったのか不思議でなりませんよね。

 

そもそも、戦後、身代金目当ての誘拐犯罪の成功率は0パーセントです。

場合によっては警察に射殺されることもありますし、犯人グループ側が要求した現金10億円と金塊100キロは現実的ではない気もします。

リスクしかない誘拐犯罪をする必要性なんてないんです。

これらのことから犯人グループは犯罪の素人だと言えるかもしれませんね。

 

子供の声を犯罪に利用した理由は?

子供の声を利用した理由は、素性を隠すためだと考えられます。

でも、素性を隠そうとしていた犯人グループが、素性がバレる可能性の高い誘拐犯罪をおこなう根拠がまったく分からないですよね。

さらに言えば、放火なんてすれば目立つのは当然ですし、わざわざ店舗まで足を運んで青酸カリ入りの菓子をばらまいたら、まず間違いなく姿を特定されます。

やっていることが矛盾しているんです。

 

脅迫・挑戦状の内容

もう一度、脅迫・挑戦状の内容をいくつか引用しますね。

「けいさつの あほども え」

「わしらが とくべつに あじつけたった 青さんソーダの あじついて すこし からくちや」

「わしら けいさつより つよいんや えんさんも せいさんも マイトも てっぽうも もっとるんや」

妙な感じがするのは筆者だけでしょうか?

犯行を成立させるためではなくて、自分たちの存在を目立たせようとアピールしているような気もします。

誘拐も、放火も、青酸カリ入りの菓子の件も、目立つものばかりです。

「何か他の目的があったのでは?」と疑ってしまいますよね。

 

犯人グループはグリコ森永事件という爪痕を残し、真相を謎のままにすることを楽しむかのように姿を消しました。

「悪党人生 おもろいで」という犯人グループが残した最後の言葉が意味深ですよね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、「罪の声の実話はどこまで本当?モデルやモチーフになったグリコ森永事件も調査」と題してお届けしました。

 

最後にもう一度まとめますね。

  • グリコ森永事件をモチーフにした『罪の声』は、事件の発生日時・場所、犯人グループの脅迫・挑戦状の内容、事件の報道のされ方はほぼ実話。
  • 実際に起こったグリコ森永事件は犯人グループの意図が汲み取れないほど謎に包まれている。

今なお、この事件の真相の噂は雪だるま形式でどこまでも大きくなっているんです。

映画『罪の声』に「これこそが真相だ」と思えるほどの結末を期待したいですよね。

 

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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