パラサイト最後なぜ刺した?ギテクが殺した理由を考察!

パラサイト殺した理由を考察!半地下の家族ラストでギテクはなぜ刺した?

話題の韓国映画『パラサイト 半地下の家族』。

伏線や考察がネット上で加熱する、映画『パラサイト 半地下の家族』ですが・・・

特にラストの重要シーンで、ギテクがなぜ刺したのか?殺した理由についての考察に注目が集まっているようです。

そこで今回は、「パラサイト最後なぜ刺した?ギテクが殺した理由を考察!」と題して、大人気映画『パラサイト 半地下の家族』のストーリーを考察していきたいと思います。

一緒に考察していきましょう!

 

『パラサイト 半地下の家族』の登場人物

ラストシーンの考察の前に、まずは映画『パラサイト 半地下の家族』の登場人物を簡単にご紹介します!

 

キム家

キム家は、父ギテク・母チュンスク・息子ギウ・娘ギジョンの4人家族。

家族全員が失業中の身で、薄汚れた半地下のアパート住まいをしています。

 

パク家

高台の豪邸に暮らす富裕層であるパク家族。

IT企業の社長である父ドンイク・妻ヨンギョ・高校2年生の娘ダヘ・弟ダソンの4人家族です。

 

『パラサイト 半地下の家族』のあらすじを簡単に!

ここからは、映画『パラサイト 半地下の家族』の、クライマックスに向かうまでのあらすじを簡単にお話していきます♪

 

キム家とパク家の接点

貧困層であるキム家と富裕層であるパク家。

接点のない2つの家族を結んだのは、キム家の息子・ギウの友人であるミニョクでした。

名門大学に通うミニョクは、キム家の娘ダヘの家庭教師をしていたのです。

 

 

自分が留学に行く間、家庭教師の代わりをしてほしいとギウにお願いするミニョク。

はじめは無理だと断っていたギウですが、高収入なのもあり名門大学の入学証書を偽造して身分を偽りパク家の家庭教師として採用されます。

このことからストーリーが動き出します・・・

 

パク家にパラサイトし始めるキム家

身分を偽り、家庭教師としてパク家に入り込むことに成功したギウ。

その後、息子ダソンの絵の家庭教師を探していることも知ると、兄妹だということは隠して妹のギジョンを紹介。

 

運転手を巧みに解雇させると、後任に父ギテクを。

家政婦のことも解雇させると、後任に母チュンスクを。

 

こうして家族だということを隠したまま、キム家の4人はパク家で働き始めるのです。

まさに家族総出での「パラサイト(寄生)」を始めるんですね。

 

大雨の夜の急展開!

パク家の息子・ダソンの誕生日祝いに、泊りがけのキャンプに出かけたキム家族の4人。

留守は家政婦であるチュンスクに任されます。

 

パク家の誰もいないこともあって、大豪邸を我が家のように宴会を楽しむキム家の4人。

 

そこに突然現れたのは、解雇された家政婦のムンヴァン!

復讐に現われた・・・のではなく、キム家の人々でさえその存在を知らないパク家の地下室に、借金の取り立てから逃げる目的で夫のグンセをかくまって内緒で住まわせていたのです・・・

このまま夫を地下に生活させてほしいとチュンスクにお願いするつもりだったムンヴァンは、チュンスクが自分と同じように自分の家族をパク家に招き入れていたことを知ると言い争いに。

 

そんな時、パク家の電話が鳴り、「大雨だからキャンプは中止にしてこれから帰る」とパク夫人からの連絡が・・・

もみ合い何とかムンヴァン夫妻を地下室に閉じ込めますが、その際負傷したムンヴァンは帰らぬ人となってしまうのです。

 

『パラサイト 半地下の家族』ストーリーはクライマックスに・・・!

日を改めて開催されたダソンの誕生日パーティーに、キムの家族3人も招待されることに。

そのさなか、地下室に入るはずのグンセが突然乱入してきて、ギウとギションを襲い殺してしまいます・・・

 

家族を殺されたことに激昂したチュンスクが、肉串でグンセを刺殺し・・・

グンセの遺体に「耐えられない臭さ」だと言わんばかりに鼻をつまんだパク社長。

それを見たギテクは、パク社長を刺し殺すのです。

 

『パラサイト 半地下の家族』ラストでギテクはなぜ刺した?

さて、おまたせしました!

ここからは、ようやくギテクがなぜパク社長を刺したのかを考察していきたいと思います!

自分の息子と娘を殺されて激昂してグンセを刺殺した母・チュンスクの気持ちは理解できるものの、ギテクがパク社長を刺す動機が分からないですよね・・・

 

『パラサイト 半地下の家族』パク社長が鼻をつまんだ理由

パク社長が鼻をつまんだ理由・・・それはずばり「地下住民特有の匂い」。

そして、そんな貧困層に対する拒絶反応を意味しているのです。

 

その嫌悪感はグンセに向けられたものですが、ギテクも同じ半地下アパートで暮らす貧困層。

ギテクはパク社長の拒絶反応を自分に向けられたものだと感じ、見下されたという思いからパク社長を刺してしまったのではないでしょうか。

実は、この衝撃のラストに至るまでの過程で、「匂い」についての伏線がいくつか張られていたのです。

 

『パラサイト 半地下の家族』ギテクがパク社長を刺すまでの伏線①

それぞれが家族だということは秘密にしたままパク家に入り込んだキム家の4人。

家族であることをうまく隠しているつもりでしたが、1人だけ4人の関係に気付いていた人が・・・

それがパク家の末っ子、ダソンです。

キム家の4人が出入りするようになって間もなく、ダソンが家族であることを隠す4人について「同じ匂いがする」という場面があるのです。

まだ幼いダソン自身が貧困層特有の匂いを知っていたとは考えられませんが、ダソンは感受性が豊かに描かれているので、何かに気づいていたのかもしれませんね!

 

しかし・・・どれだけ巧妙に身分を偽っても、匂いまでは偽れないってことですかね・・・。

『パラサイト 半地下の家族』では、「貧困が『匂い』のように染みついている」、そう表しているのかも・・・

辛辣ですね・・・!

 

『パラサイト 半地下の家族』ギテクがパク社長を刺すまでの伏線②

この「匂い」について気にしていたのはダソンやパク社長だけではありません。

ギテク自身も気にしていたのです。

運転手であるギテクはパク社長と車内で2人になることが多く、『パラサイト 半地下の家族』では、たびたびパク社長から匂いについて嫌悪感を示す言動を取られるのです。

 

ある時には、パク社長が妻に「運転手の匂いが度を越している。地下室の匂いともいえる。」と漏らしているのも聞いてしまい・・・

富裕層がナチュラルに貧困層を見下し差別していることに憤り、パク社長から裏切られたという思いも募らせていたのではないでしょうか。

 

『パラサイト 半地下の家族』ラストでギテクはなぜ刺した?考察

なぜギテクがパク社長を刺したのか・・・それはずばり、貧富の差で見下されたことへの憤りが「鼻をつまむ」仕草を見て爆発したのだと考えます!

同じ父親でありながら、半地下で暮らし運転手として仕える自分と、優雅に暮らし貧困層を見下すパク社長。

 

パク社長に怒りをぶつけて刺してしまうギテクは、「貧富の差」そのものへの怒りをパク社長にぶつけている面もあるのではないでしょうか?

競争社会・格差社会である韓国には、キム家のような半地下に住む貧困家庭が36万世帯もあるんだとか・・・

映画『パラサイト 半地下の家族』はそんな韓国の社会問題にも切り込んだ作品だと言えます。

 

映画『パラサイト 半地下の家族』殺した理由についてTwitterの声は?

やはり、ギテクがパク社長を刺した理由として「匂い」を挙げる人が多く見られました。

それにしても、ギテクがパク社長を刺すまでに至った心の痛みを考えると、ちょっとやるせないですね・・・

 

まとめ

「パラサイト最後なぜ刺した?ギテクが殺した理由を考察!」と題して、『パラサイト 半地下の家族』ラストでギテクがなぜ刺したのかの考察をおおくりしてきましたが、いかがでしたか?

『パラサイト 半地下の家族』のラストでなぜパク社長を刺すのか・・・殺した理由についてギテク自身が語るシーンはありません。

だからこそ、ネット上で考察も盛り上がっている『パラサイト 半地下の家族』ですが、貧富の差の象徴として「匂い」について描かれる伏線が随所に張られています。

その他にも伏線だらけの映画「パラサイト」。

考察を読んで、もう一回見直すのも一興かもしれませんね!

>>ダソンの不可解な行動『お辞儀』に関する考察はこちらから