コクリコ坂から風間俊と松崎海(メル)は結局兄妹?法律上は結婚できる?

コクリコ坂から風間俊と松崎海(メル)は結局兄妹?法律上は結婚できる?

宮崎駿監督の長男、宮崎吾朗監督によるアニメ映画「コクリコ坂から」。

「コクリコ坂から」に登場するキャラクター、風間俊と松崎海は、「実は兄妹」という噂があるんです。

 

実際のところの、2人の関係性は兄妹なのでしょうか?

今回は、「コクリコ坂から」に登場する、風間俊と松崎海の関係性について、考察してみましたよ。

 

また、劇中で恋仲になる風間俊と松崎海は、法律上は結婚できるのでしょうか?

2人の結婚が可能なのかについても、検証していきますね。

 

コクリコ坂から風間俊と松崎海(メル)は結局兄妹?

宮崎吾朗監督の長編アニメ映画、「コクリコ坂から」。

主役の声優に、女優の長澤まさみさんや岡田准一さんを配し、話題を集めたことでも有名です。

 

まずは、メインの登場人物2人について、簡単に説明します。

 

松崎海(あだ名:メル)


演:長澤まさみ

 

海(あだ名はメル)はコクリコ荘に住む、女子高生です。

早くに海の事故で父親を亡くし、海外留学中の母に代わって、下宿・コクリコ荘を切り盛りしています。

海の日課は、船乗りの父に教わった信号旗を揚げることです。

 

風間俊


演:岡田准一

海の通う高校の、1学年上の先輩。

 

海と俊の高校では、文化部の歴史が詰まった建物「カルチェラタン」が取り壊されることになり、俊はこれに対して反対運動を行っています。

 

海と俊の関係性

海と俊は「カルチェラタン」取り壊し騒ぎを巡って知り合いになり、お互いに惹かれあっていきます。

しかし、交際を始めたばかりのころ、海に亡くなった父親の写真を見せられた俊は、あることに気付いてしまいます。

画像引用元:https://twitter.com/Hikarisaki414/status/580306831743979521?s=20

それは、海の父親が、自分の実の父親・澤村雄一郎であるということ。

実は、俊は生まれてすぐに両親を亡くし、子供のいなかった風間夫妻に引き取られ、育てられました。

 

父親からは、「お前の父親は澤村雄一郎だ」と聞いていたことと、戸籍を調べたところ、海が戸籍上の「妹」であるという事実にたどり着くのです。

「自分たちは異母兄妹である」ということを確信する2人ですが、気持ちが抑えられません。

では、実際は2人は異母兄妹なのか、検証していきますね。

 

海の母による俊についての説明

海は俊との関係について、母親に真相を尋ねます。

海の母が語った内容は、以下の通りです。

 

海の父・澤村は航海に出ることが多く、母は海を妊娠しながらも、学校に通っていました。

そんなある日、澤村が赤ん坊を抱いて帰宅。

 

この赤ん坊こそ、風間俊でした。

ちょっと分かりにくいので、ここで相関図を貼りますね。

俊の両親のところに「風間夫妻」がいますが、これは、俊の育ての親になります。

俊は実の両親「立花夫妻」は、俊が生まれてすぐに亡くなってしまいました。

 

澤村は、父親を事故で失い、母親も出産の際に亡くした俊が、「孤児院行き」になることを心配し、引き取ってきたのだそう。


澤村が抱いている赤ちゃんが、俊です。

自分の子だと役所に届けて、無理やり連れてきちゃったのよ。戦争が終わったばかりで、そういうことが沢山あったの。でも…あなたがお腹にいるし、私にはとても育てられなくて。船乗り仲間で欲しいという人を見つけてね。養子にしてもらったの。

考察のポイントは、ここでの澤村の言葉、「立花の子だ。引き取ってきた」です。

 

この言葉は真実なのか?ということです。

 

俊は事故で亡くなった立花夫妻の子供ではなく、海の父・澤村が、外に作った子供なのではないかと考えます。

つまり、海と俊は、異母兄妹と考えられるんです。

 

俊は澤村の子?4つのヒント

劇中の4つセリフから、俊が澤村の子と考えられるヒントがあるので、説明していきますね。

 

「あいつに似てきたな」(by俊の育ての親)

1つめのヒントは、俊の育ての親が俊に言った「近頃、あいつ(澤村雄一郎)に似てきたな」というセリフ。

育ての親からこの言葉が出た背景には、「俊を澤村の実子と思って引き取っている」という事実があります。

 

海の母が語った通り、澤村は亡くなった立花夫妻から俊を引き取った後、「自分の子だと役所に届けて」います。

 

つまり、俊を育てた風間夫妻は、俊が立花夫妻の子供だということを知らないんです。

俊のことを、澤村が「育てられないから」と連れてきた、「澤村の子供」だと思いこんでいます。

 

それにしても、俊にとって澤村は、「実の父親の友達」にすぎないはず。

「似てきた」という現象ははおかしくないでしょうか。

 

「お父さんの代わりに風間さんを贈ってくれた」(by海)

また、海のセリフに2つ目のヒントがあります。

 

海は、亡くなった父に習った旗揚げを欠かさないなど、強い父への憧れがあります。

そして、海が見た、亡くなった父・澤村の夢。

 

「大きくなったな、海」と言って、海を抱きしめてくれるという内容です。

これは、「亡くなった父親の代わりに、成長した海を受け止める青年が現れる」ことのメタファーなのでは?

 

つまり、海の「父性への憧れを埋める存在=父の実の息子」の登場を、指しているのではないでしょうか。

 

そして実際に、兄妹と分かった後に、海はこう言っています。

海「私ね。私が毎日毎日旗をあげて、お父さんを呼んでいたから、お父さんが自分の代わりに風間さんを贈ってくれたんだと思うことにしたの。」

あまりにも「俊=父・澤村」アピールが過ぎる気がするんです。

 

「あの人の子供だったら…会いたいわ」(by海の母)

3つ目のヒントは、海の母のこのセリフ。

一通り俊についての説明を受けた後、「もしその子供がお父さんの本当の子供だったら?」と海が問いかけると、母はこう答えます。

母「あの人の子供だったら…会いたいわ…似てる?この写真に。」

なぜ母は「あの人の子供だったら」と言ったのでしょうか。

直前まで母が話していた内容が事実ならば、「だから、あの人の子じゃないわよ。」と、はねのけるはずでは?

 

「似てる?」という言葉、こちらも深くて重いですよね。

 

海も、海の母も、「俊は澤村の息子だ」と心の中では了解した上で、この建前の話をしているのではないでしょうか?

 

また、母の「似てる?」に対し、海は「うん」と答えて泣き出してしまいます。

なぜ海は泣いてしまったのか、これをどう解釈するかも大きなポイントです。

 

海の涙をみて、母はハッとしたような表情を浮かべます。

海と俊が、想い合っていることに、気付いたのではないでしょうか。

 

「君の父親は立花洋だ」(by澤村と立花の親友)

海と母の会話の後、海の父・澤村雄一郎と、俊の父・立花洋の親友の、小野寺が寄港することが分かります。

海と俊は真相を聞くために、小野寺に会いに行きます。

 

小野寺が語ったことは、以下の通りです。

君(俊)の父親は立花洋だ。私たちは親友だった。
君のご両親が亡くなった時、自分は海に出ていた。
立花と澤村の息子と娘に会えるなんて、嬉しい。ありがとう。

なんだかこの小野寺の言葉が、「念押し」のように聴こえてならないのです。

大人たちが示し合わせて、海と俊に「あなた達は異母兄弟ではない」と説得しているように見えます。

 

これら4つのセリフを根拠として、「海と俊は異母兄妹である」と考察ができます。

 

法律上は結婚できる?

では、風間俊と松崎海の関係が考察の通り異母兄弟だとすると、2人が結婚することは、法律上は可能なのでしょうか?

 

日本の法律上、父親が共通する血のつながった兄妹は、結婚することはできません。

 

先にお伝えした通り、海の父・澤村は、両親を亡くした俊を、自分の息子として戸籍に入れました。

なので、海と俊は戸籍上兄妹にあたり、結婚することができないのです。

 

しかし、海の母が話す通り、「澤村が立花夫妻から引き取った俊を、実子として戸籍に登録した」というのは、戸籍の虚偽にあたります。

 

虚偽の戸籍は無効になりますので、戸籍の訂正を行いさえすれば、海と俊は戸籍上兄妹ではなくなります。

そして、結婚することも、できるようになるはずです。

 

まとめ

今回は映画「コクリコ坂から」の登場人物、風間俊と松崎海の関係について説明してきました。

「風間俊と松崎海は異母兄妹」という考察を進めてきましたが、あなたの意見はどうですか?

 

また、風間俊と松崎海は結婚できるのか?についても検証してみました。

2人は、戸籍上兄妹となっているため、結婚することはできません。

 

戸籍を訂正するためにはかなりの手続きが必要だと思われますが…時代背景としては簡単ではないようです。

 

それにしても、「コクリコ坂から」は考察すればするほど、深いアニメですね…。

こちらの記事もよかったらどうぞご覧ください!

>>コクリコ坂からの風間俊が海(メル)の父に似てる理由は?本当の息子なのか考察!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。