こんな夜更けにバナナかよ原作と映画の違いは?実話どこまでか調査!

こんな夜更けにバナナかよ原作と映画の違いは?実話どこまでか調査! 映画

2020年12月4日の金曜ロードショーで放送される、『こんな夜更けにバナナかよ』。

楽しみにされている方も多いですよね?

北海道札幌が舞台の実話の作品との説がありますが、どこまでが実話なんでしょうか?

そして映画と原作とでは、どんな違いがあるのでしょうか?

そこで今回は、「こんな夜更けにバナナかよ実話どこまで?原作と映画の違いも調査!」と題してお届けします。

今回は『こんな夜更けにバナナかよ』の実話がどこまで違い、どこまでが原作と映画で同じなのか、詳しく調査してみましたよ。

それではどうぞ!

 

映画『こんな夜更けにバナナかよ』はどこまで実話?

2018年に公開された映画、『こんな夜更けにバナナかよ』。

この映画は、全身の筋肉が年々衰えていく進行性筋ジストロフィーという難病と闘う鹿野靖明さん(1959-2002年)を取材した、ノンフィクション小説作品の映画化です。

 

鹿野靖明さんプロフィール


  • 1959年12月 札幌市にて生まれる。
  • 1972年 国立療養所八雲病院に入院。

北海道立真駒内養護学校(札幌市)高等部卒業。身体障害者職業訓練校経理事務科入学。1年間簿記、珠算、タイプなどを学ぶ。

  • 1979年4月 北海道リハビリテーション・センターに訓練生として入所。施設に併設される寮の4人部屋で暮らす。
  • 1982年9月 札幌いちご会に入会アパートで自立
  • 1984年  札幌市白石区のアパートに入居
  • 1986年  ケア付住宅に入居
  • 1987年6月 結婚
  • 1992年   離婚
  • 1995年   人工呼吸器装着
  • 2002年8月12日 逝去                  参考:http://www.arsvi.com/w/sy07.htm

鹿野さんは幼いころに筋ジストロフィーを発症します。

大人になった鹿野さんは、ボランティアを募って自立生活を送りました。

これってすごいことですよね!

重い障がいがあるからといって自立生活を諦めず、人生を楽しもうとする、鹿野さん。

 

鹿野さんの要望は「ワガママ」にも見えますが・・・

実は鹿野さんの声にはたくさんのメッセージが含まれているんです。

 

鹿野靖明さんのキャラは実話に近い?

鹿野さんを演じるのは、北海道出身の俳優・大泉洋さん。

 

 

日本を代表する俳優さんですが、映画『こんな夜更けにバナナ』での鹿野さん役が、まあ、ハマり役!

鹿野さんを演じる大泉洋さんの怪演にTwitterではこんな感想が見られました。

 

 

障がい者の自立生活という、重くなりがちなテーマを、絶妙にコメディ要素を含めながら描く映画『こんな夜更けにバナナかよ』。

調べたところ、鹿野さんご本人の性格は、素直だったり、「自由に生きることに対する強いこだわり」があったようです。

鹿野さんが周囲から愛されるお人柄であったことは、間違いなさそうですね!

大泉洋さんが演じる鹿野さんのキャラクターと、かなり近いのではないでしょうか?

 

『こんな夜更けにバナナかよ』美術

ボランティアの力を借りながら自立生活を送っていた鹿野さん。

鹿野さん(大泉洋さん)が住んでいた部屋のセットは札幌「山の手団地一号棟」で作られました。

こちらは映画のモデルになった鹿野さんが実際に暮らしていた場所になります。

 

 

撮影の直前に空き室となったようで、実際に鹿野さんが住んでいたところをセット利用できたのは、すごいことですよね!

部屋が全部で8室あり、その中でも広めの部屋を今作のセットでは使用したそうです。

 

廊下と玄関はバリアフリーでフラット、今作でもボランティアが出入りしている玄関ドアが映されますが引き戸になっていて、車椅子にでもスムーズに出入りが可能。

洗面台も車椅子に座ったまま使えるように低く設計されています。

 

実は、こちらの「山の手団地一号棟」、今でも障がいを持った方がお住まいになられている集合住宅なんです!

そのため、セットとして使用するに大きく加工する必要などはなかったんだそう。

鹿野さんが住まわれていた当時の写真を参考に、セットが作られているんだそうですよ。

壁に貼ってある貼り紙やレシート入れ、好物が書かれた紙、クラシックが好きだった鹿野さんのオーディオやCDのコレクションも再現されています。

 

また、美術で言えば鹿野さんが当時実際に使っていた車椅子をオークションで探し、鹿野さん役の大泉洋さんの体格に合わせて加工し、使っているんだとか!

資料写真では鹿野さんの部屋には手塚治虫の漫画や鉄腕アトムのグッズが多かったそうです。

『鉄腕アトム』は1963年にアニメ化されていますので、鹿野さんの子どもの頃はとても流行っていたのでしょうか?

今作でも部屋にはロボットのグッズが飾られていたりしますので、鑑賞の際は是非探してみてくださいね!

 

『こんな夜更けにバナナかよ』ストーリーは実話?

 

鹿野さんは「どんなに重い障がいがあっても地域で普通に生活がしたい」という意志を生涯貫いた人でした。

今作でも、ボランティアを集めて自立生活をする描写がありますが、実際に最初は鹿野さんも北海道大学を訪れ、ボランティアを募ったそうです。

 

鹿野さんとボランティアの関係性は実話?

実際の鹿野さんも自由に生きる為にあれこれ要求をボランティアにする方でしたが、あまりのたくましさに、次第に怒りも消えたボランティア達が数多くいたのは、映画でも描写されています。

映画でも田中くん(三浦春馬さん)に「お前は何がしたいんだ」と説いていた鹿野さん。

 

 

実際に大学生を中心に歴代総勢で500名程集まっていたボランティア達は、それまでの生き方に不安や不満を持った方々が多かったようです。

実際に鹿野さんから、「もっと前向きに生きましょう」と声を掛けられた方もいたようですよ。

 

作中の美咲ちゃん(高畑充希さん)のセリフ「どちらが支えられている側かわからない」にもある通り、鹿野さんとボランティア達の関係性は、実際もあたたかい関係性だったんですね。

 

 

ノーマライゼーション以前に、「人が支え合うって何だろう」「どんな人も1人では生きられない」ということを、改めて教えてくれる映画です。

 

しかし、映画でも電話でやめることを伝える大学生ボランティアのシーンがありますが、やはり実際にもやめて行くボランティアも少なくなかったようです。

ボランティアによって、どこまでが介護でどこからがワガママなのかという考え方の葛藤はあったようですね。

 

バナナのシーンは実話?

映画のタイトルにもなっている、深夜に鹿野さんが「バナナが食べたい」と言ったというエピソード。

こちらはもちろん実話です!

 

周囲のボランティアを振り回し、深夜にバナナを食べたがる鹿野さんに困り果てたボランティアの嘆きが、原作と映画のタイトルになったというわけですね。

映画では、美咲ちゃんがバナナを買いにスーパーに走りますが、あえなく撃沈・・・

美咲ちゃんかわいそう・・・と思いましたが、よく考えてみれば、このシーンには深い意味が込められているのかもしれません。

 

深夜にお腹が空いて、コンビニにフラッと歩いていくって、普段の私たちからしたら何気ない行動です。

しかし、鹿野さんはこういた小さな欲求を満たすためにも、他人の手を借りないといけないわけですね。

だから、「深夜にバナナが食べたい」という鹿野さんの要望を、「ワガママ」と片づけることはできなのではないでしょうか?

 

『こんな夜更けにバナナかよ』の原作と映画の違いも調査!

今までは原作と映画との同じ部分を見てきましたが、次は違う部分を見ていきましょう。

 

美咲ちゃんへのプロポーズは実話?

まず大きな違いは、劇中で美咲ちゃん(高畑充希さん)に退院パーティでプロポーズをする鹿野さんのシーンがありますが、これはフィクションです。

 

鹿野さんは28歳の時に結婚し、33歳で離婚をしています、これは劇中でも語られましたね。

離婚の理由については劇中では詳しく語られていません。

実際は、鹿野さんがたまたま連れてきた友人の女性と恋に落ち結婚。

後に奥さんは鹿野さんのボランティアの大学生と恋に落ち、離婚を切り出されたとのことです。

 

また、小説内で鹿野さんは睡眠時間、食べ物、飲み物、排泄物の量まで24時間管理され、介助なしでは生きることができない、プライベートはないに等しいし、「恋さえも隠せない」と記述があります。

 

この2つからインスピレーションを得た監督が、「周囲に見られている状況でプロポーズする」という描写を、演出として使用したのでしょう。

劇中の「俺はいつでも誰かに見られながら生活しているんだ」という鹿野さんのセリフは印象的です。

映画『こんな夜更けにバナナかよ』は、を大泉洋さんが鹿野さん役演じているため、コミカルで楽しそうに生活している場面も多くあります。

ですが、実際の生活は映画よりもそう簡単なものではありませんもんね。

 

このプロポーズのシーンは、介助や普段の生活を描くだけでなく、鹿野さんが実際に直面した精神的な葛藤を印象的に描いているんですね。

 

映画を観た人の感想は?

最後に、映画『こんな夜更けにバナナかよ』を観た人の感想をご紹介しますね!

 

「障がい」「難病」「自立生活」に関することだけでなく、「自分の人生を見つめなおすきっかけとなった」、という方が多く見られました。

実話だということで、説得力のある作品になっているようです。

強いメッセージが込められながら、心温まる映画なんですね!

 

まとめ

以上、「こんな夜更けにバナナかよ実話どこまで?原作と映画の違いも調査!」と題してお届けしました。

『こんな夜更けにバナナかよ』の原作と映画がどこまで違うのかをご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

原作が実話なだけあり、映画も真実を伝えようとする描写の中にコミカルな表現や、暗くなりすぎないよう絵の色やライティングも考慮された映画『こんな夜更けにバナナかよ』。

見ていて暗くなり過ぎず、「生きる力」を与えてくれるようなそんな映画に仕上がっていたのではないでしょうか?

『こんな夜更けにバナナかよ』は映画は映画で訴えたいことがしっかりある軸の通った作品で、原作とはまた違う楽しみ方ができると思います。

2020年12月4日の金曜ロードショーでの放送も控えていますので、是非視聴のあと原作にも手を出して頂ければ違いを体感して頂けるかと思います。

どこが同じでどこまで違うのか比べてみるのも映画・小説どちらの作品の良いところも見えてくる鑑賞方法ですよね?

>>「こんな夜更けにバナナかよ」田中君の実家病院などロケ地はどこ?

それでは皆さんで金ローまで楽しみに待ちましょう。

最後まで有難うございました。

コメント