今回は、ジブリ映画から「ゲド戦記アレンとテルーその後は?キスは結婚のメタファー?」と題して考察していきます。
「ゲド戦記」は、宮崎駿監督の長男・宮崎吾朗さんの初監督作品としても話題になりましたね。
主人公アレンとテルーのその後、二人が結婚したのか気になっている人も多いでしょう。
映画の終盤に、アレンと竜になったテルーがキスをしているように見える場面がありましたね。
アレンとテルーは、本当にキスをしたの?
キスは、アレンとテルーの結婚のメタファーだったの?
考察していきたいと思います!
ゲド戦記アレンとテルーその後は?
「ゲド戦記」のアレンというキャラクターの表情の描き方がとても好き。 pic.twitter.com/MMCWDoqSPs
— 滑り台 まお (@MrsmaoApple) March 14, 2021
ジブリ映画「ゲド戦記」のラストでは、テルーとテナーを残してアレンとハイタカが旅立って行きます。
父親を殺してしまって、国から逃げ出したアレンは、罪を償うためにハイタカと共に国に帰る決心をしました。
その後アレンと、テルーはどうなったのでしょうか?
考察していきますね!
ゲド戦記アレンとテルーの関係は?
映画「ゲド戦記」の中で、アレンは常に影に怯えています。
冒頭父親を殺してしまう場面でも何かに怯えているような様子ですね。
「いつも不安で、自信がない」というセリフもあります。
ダメなのはぼくの方さ。 いつも不安で自信がないんだ。 なのに時々、自分では抑えられない位、凶暴になってしまう。 自分の中にもう一人自分がいるみたいなんだ。 【ゲド戦記】 pic.twitter.com/aRDjPrdHLO
— ★心に響くジブリ名言など★ (@wcnvk8uig7faq6u) March 16, 2021
アレンの怯えている影とは、つまり自身の心の闇ではないでしょうか?
アレンの心の弱さが見せている心の闇とも言えますね。
自分の心とも向き合えず、生きることからさえ目をそらして、あらゆることから逃げているアレン。
一方テルーは、はじめアレンに全く心を開きません。
笑顔も見せず、顔にあざがあることから何か複雑な生い立ちがありそうです。
#ゲド戦記
明日よる9時影から逃げ惑い
心の闇と向き合えない
エンラッド国の王子🤴アレン顔に火傷の痕が残る
親に捨てられた少女👧テルー生きることの意味
命の大切さ
少年と少女が見つけ出す
希望の光とは…… pic.twitter.com/HtsbKEVuTi— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) April 7, 2021
映画が進むにつれて、徐々にアレンとテルーは距離を縮めて、最後には心を通わせるようになっていきます。
テルーの力強い言葉は、徐々にアレンの心を変えていきます。
アレンは、心の闇を見て怯えるのではなく、光にも目を向け始めます。
そして、テルーもアレンと向き合い、少しづつアレンに歩み寄っていきます。
テルーの言葉は、現代を生きる私たちにも刺さるセリフですね。
死ぬことがわかっているから命は大切なんだ。 【ゲド戦記】 pic.twitter.com/d7WWlMhjBq
— ★心に響くジブリ名言など★ (@wcnvk8uig7faq6u) March 21, 2021
クモ、お前は僕と同じだ!光から目をそむけて闇だけを見ている!(アレン/ゲド戦記)
— ジブリ男子BOT (@bot_ghibli) March 20, 2021
アレンとテルーのセリフ集#ジブリ#ゲド戦記 pic.twitter.com/mYPd6TmFkC
— あん@ジブリ&趣味垢 (@AnGhibli) January 2, 2019
その後どうなったの?
映画のその後二人がどうなったのか?
映画ではその後が描かれていないので、ここからは推測するしかありません。
ハイタカと旅立ったアレンは、無事に国に帰り父親を殺してしまった罪を償ったと思います。
一国の王子なので、まさか死刑になることは無かったでしょう。
王位継承者がいなくなれば国が滅びてしまいますからね。
罪を償った後は、王位につき世界の均衡を取り戻すべく立派な王になったのではないでしょうか。
一方、テルーは本当のすがたは竜の子孫だということが分かりましたね。
しばらくは、テナーと暮らしたと思います。
穏やかな暮らしが続いたのではないでしょうか。
しかし、いずれは竜に戻って空に帰っていったのではないかと思います。
14年前の夏、限りなく後者寄りの賛否両論を呼んだ宮崎吾朗初監督作の『ゲド戦記』ですが。ル=グゥインの原作からの改変は看過し難いとしても、私はエンディングでアレンとテルー、ハイタカ(ゲド)とテナーの4人が食卓を笑顔で囲んでいるシーンだけは如何あっても否定できないんです……一言に尊い。 pic.twitter.com/OJMsJ1Kv7J
— GUY FAWKES (@genuine_organ) August 24, 2020
アレンと、テルーは心を通わせました。
それは、どんな姿でもお互いを認めるという意味であって恋愛感情ではないと思います。
恋愛感情よりももっと深いつながりでは?と考察しました。
キスは結婚のメタファー?
私的にこのシーン、アレンとテルーがキスして見えるんだけど…考えすぎだな!!
【若干ネタバレ注意】 pic.twitter.com/IU5meyIDJj— あっかぬん(垢移動しました) (@gakuarimikann) January 24, 2014
アレンとテルーがキスをしているように見えるこの場面、話題になっていますね。
気になっている人も多いと思います。
ハッピーエンドを予感させるような場面ですね。
テルーとのキスが意味するものは?考察していきます。
テルー(竜)とのキスが意味するのは結婚?
アレンとテルーにとって、お互いが大切な人であることは間違いないでしょう。
テルーとのキスは、竜の姿になってもテルーはテルーであることに変わりないと意味しているのではないでしょうか。
アレンはテルーのすべてを受け入れるという意味にとれますね。
アレンの人間としての成長と二人の深い絆が描かれた場面です。
このキスが結婚を意味するのか?と考えるのは少し気が早いように思います。
恋愛感情よりも同士のような関係ではないでしょうか。
離れていてもお互いを支えあうような関係がこの後もずっと続いていくように感じました。
ゲド戦記見たい
アレンとテルー見たい
心温かくなりたい(´▽`)♡ pic.twitter.com/fARVQ4gi3a— みな@趣味垢 (@712_sunshine) August 5, 2013
また、原作「ゲド戦記」では、その後二人はどうなったのでしょうか?
原作は映画とは全く違ったストーリーです。
テルーはまだ7歳の少女で、一方アレンは、17歳の青年です。
だいぶ年が離れていますので、原作でも恋愛に発展することは無かったようですね。
【※ネタバレ】原作のアレンはテルーに告白するけどフラレます。その後隣国のお姫様と政略結婚させられますw #ゲド戦記
— kiyo (@kiyooooooooooo) January 12, 2018
!!? アレン、原作だとテルーと恋仲にならないだと…王女様と結婚するだと…!?
— えりこ (@riko819) November 26, 2012
まとめ
今回はジブリ映画「ゲド戦記」を考察してみましたが、いかがでしたか?
映画ではアレンとテルーのその後が描かれていないので、自由に推測してみました。
また、テルーが竜の姿になって、アレンとキスをしているように見える場面がありますね。
テルーとのキスが結婚を意味するのか?考えてみましたが、アレンとテルーは、お互いに大切な人であることは間違いないでしょう。
しかし、もともと住む世界が違う人と竜なので結婚することは無かったと思います。
アレンとテルーは、恋愛感情や結婚という制度には囚われない、深い絆で結ばれているのではないでしょうか。
ジブリ映画のなかでも、好き嫌いがはっきり分かれる「ゲド戦記」ですが、現代を生きる私たちに大切なメッセージを伝えているのかも知れませんね。
描かれていないアレンとテルーのその後や、テルーとのキスの意味を考えながら映画を観ると、また新しい楽しみ方ができるでしょう。