皆さんはジブリ作品と聞いて何を思い浮かべますか?
様々な作品があり迷ってしまうと思いますが、「となりのトトロ」は特に人気ですよね。
15回目の「となりのトトロ」テレビ放送があった日の平均視聴率は、なんと14%を記録。
今でも、子供から大人まで、「となりのトトロ」は愛されている作品です。
「となりのトトロ」のネコバスは、バスを模したネコのキャラクター。
ネコバスは今でも謎が多い登場キャラです。
ネット上ではたくさんの都市伝説が語られています。
また、ネコバスの額にある行き先を表示する盤があるのですが、その行き先一覧を見ると都市伝説が生まれる理由がわかるかも?
今回は、「となりのトトロ」のネコバスに関する都市伝説や、そして行き先一覧をみていきましょう!
ネコバスの行き先「墓道」の都市伝説とは?
メイがいなくなって困ってるサツキを、トトロは単にかわいいと思ったから助けました。しかも三下のネコバスを使って(笑)。宮崎駿監督はサツキが悲しんでいるからトトロが同情したという描写は一切しないと決めていたそうです。#となりのトトロ pic.twitter.com/vRYK6BQGDs
— キャッスル (@castle_gtm) August 14, 2020
「となりのトトロ」は、サツキとメイ姉妹を取り巻く、一種の冒険物語。
古い民家に引っ越してきたサツキとメイは、森の精霊「トトロ」と交流するようになります。
トトロはサツキとメイにしか見えない存在で、母親が入院中で、心細いサツキとメイにとって、トトロはいつしか心のよりどころとなっていきます。
そんな、サツキとメイに愛されるふわふわ、可愛いトトロですが、実はトトロには「死神」などという恐ろしい考察が!
他にも、「トトロは実は死神で存在しない動物」という考察もあり、ネット上では様々な都市伝説がささやかれているんです。
そんな、「となりのトトロ」にまつわる都市伝説の中でも、ネコバスに関する都市伝説が群を抜いて多く、かつ奇妙なものばかりなんです。
多く挙げられているのが、実はネコバスは死神だったのではないか?という都市伝説です。
トトロも死神だといわれていますが、実際はどうなのでしょう。
ネコバスは死神?
サツキのために、トトロがネコバスを呼びました。ネコバスはトトロの会社の従業員なのかもしれません。
従業員ではなく、車両・運搬具である場合は、任意でネコバスを減価償却できます。
耐用年数表によると、運送事業用〉乗合自動車〉5年なので、5年後にネコバスは1円になります。 pic.twitter.com/LqPRpedNeE— さんきゅう倉田(元国税局職員) (@thankyoukurata) August 14, 2020
「となりのトトロ」の作品中に、メイがお母さんのいる病院へトウモロコシを届ける際迷子になってしまいますよね。
その時、トトロに会ったサツキがネコバスに「メイのところへ連れてって」と訴えます。
するとネコバスの行き先が「墓道」から「メイ」になります。
この切り替わった瞬間に「あっ」と思った人が多かったようですね。
実は、メイは墓道を通ったことで死んでおり、トトロとネコバスが迎えに来たのではないかとうわさされています。
ネコバスは死んでいる人を迎えに行く死神のような存在だということですね…。
ネコバスの「す」の意味とは?
トトロは一緒には乗っていかずに、ここで手を振って見送っています。
宮崎駿監督は、「トトロは、やたら親しくはならない、サービス過剰になってはいけないんです。そういうのは三下のネコバスがやればいいんです」と語っています。#となりのトトロ pic.twitter.com/bYcgtsimPC— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) August 14, 2020
また、ネコバスは、メイを探し出しサツキとメイをお母さんのいる病院に届けたあと行き先が「す」に切り替わります。
ひらがなの「す」とだけ表示されており、正直なんのことかわからない人が多かったと思います。
実はこの「す」というのはネコバスの「巣」を意味しています。
サツキとメイの喜んだ顔を見ながら最後は空へ消えていきますが、これは役目を果たして巣に帰っていったという意味だったんですね。
ネコバスの行き先一覧と正体は?
お風呂を沸かすための薪を拾ったサツキを突風が襲いますが、実はこれ、ネコバスが通ったのです!この時はまだ姿が見えてなかったのですね。#となりのトトロ pic.twitter.com/jQpONniAmE
— キャッスル (@castle_gtm) August 14, 2020
「となりのトトロ」の劇中には、ネコバスには行き先を表示するシーンがいくつか出てきますが、その行き先は9つあることをご存じでしょうか?
結構なパターンがあり1つ1つ思い出すのは大変ですよね。
そこで、「となりのトトロ」の劇中でネコバスが表示した行き先を9つまとめました。
それが
- 塚森
- 長沢
- 三ツ塚
- 墓道
- 大社
- 牛沼
- めい
- 七国山病院
- す
この中でそれぞれ場所のシーンがありましたがネコバスにもともと表示されていた「墓道」とはいったいどこなのでしょうか。
もともと表示されていたので場所を示すシーンが一つもありません。
墓道とは読んで字のごとくお墓へ続く道という意味です。
つまり死へと続く道とも読み取れますよね。
他の地名は現実世界には実在しておらず、この世ではないイメージを与えたかったという宮崎駿監督の狙いがあったようです。
それを踏まえるとネコバスの行き先というのは現実世界ではありえない場所であり墓道というのは死へとつながっていることから墓道も死と関係しているとみられますね。
また、ネコバスが死のイメージを植え付けるように作品内では様々な伏線が用意されています。
例えばサツキとメイの影が無いという話は有名ですよね。
影がない=死んでいるというイメージが強いのでそういった描写を加えたのかもしれません。
またメイが迷子になって泣いている場所が六地蔵様の前だったり。
六地蔵様はお墓の前に置かれることが多くそういった意味合いを持たせているのかもしれません。
作品内で意識せずとも、トトロやネコバスは死とつながっているというイメージを植え付けられられているのかもしれませんね。
結局ネコバスの正体は?
#トトロ には深い考えがあるわけではなく、単純にサツキをカワイイと思ったから助けてあげることにした。そしてメイがすぐそこにいるのはわかっているから #ネコバス を呼んであげた、ただそれだけなのだと宮崎駿監督。トトロが一緒にネコバスに乗っていかなくても、そこにトトロがいるだけで、➡️続く pic.twitter.com/d3cP4lh5dF
— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) August 14, 2020
死へとつながっていたり行き先がすべて存在しなかったりと、謎が多きネコバス。
ですが、その正体は何なのでしょうか。
実はこれについては「となりのトトロ」の監督、宮崎駿監督が明言しています。
ネコバスは「化け猫」であるのだそうです。
作品構成段階ではネコバスは籠に化けている姿だったのだそう。
しかしバスに化けてみると案外可愛かったという理由から、ネコバスになったのだそうです。
意外と可愛い理由からネコバスが誕生したんですね。
しかし、今や死と関係しているというおどろおどろしい考察が生まれるようになりました。
まとめ
サツキとメイを送った後のネコバスの行先表示に「す」って書いてあるの、自分の巣にかえりまーすって意味なら超かわいくないですか? pic.twitter.com/NyaLeHMPO6
— とら太郎🐯 (@iamtuyoitora) August 14, 2020
「ネコバスの行き先は墓道?トトロの都市伝説や考察を調査!」をお届けしましたが、いかがでしたでしょうか。
「となりのトトロ」には、トトロやネコバスに関してもいろいろと都市伝説があり、その考察でネット上は賑わっています。
「となりのトトロ」をよくよく見てみると、サツキとメイとの心温まる交流だけでなく、行き先から様々なイメージがわいてきますね。
トトロやネコバスが死へと繋がっているというイメージは、宮崎駿監督が本当に与えたかったイメージなのかはわかりません。
しかし、「となりのトトロ」を見ながら、考察しあうのも1つの楽しみかたなのかもしれませんね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!